津田の盆踊り(1)

8月15日、徳島市津田地区で、「津田の盆踊り(ぼにおどり)」が行われました。
阿波踊りの古い形を伝えるとされ、徳島県の無形民俗文化財に指定されています。
この日は日中、徳島城博物館で2回(11時~、13時30分~)公演を行い、夜は「一丁廻り」と言って、地元・津田地区を流して踊ります。

11時前、徳島城博物館に隣接する旧徳島城表御殿庭園では、すでに舞台のセッティングがされています。
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津田はもともと漁師町。
大漁旗をかたどった保存会の旗、網、干物などの小道具が、「海」の雰囲気を醸し出しています。
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「日本国中御祭番付」と阿波の祭り

江戸時代から明治頃にかけて、世の中のさまざまなものの「番付」を作るのが流行りました。
そうした「見立番付」の一つに、全国祭礼番付があります。

これは明治中期以降に作られたと思われる「日本国中御祭番付」。
行司からして「伊勢両宮御祭」「出雲大社祭」「津島天王祭」とはすごい顔ぶれ。
東の筆頭から「江戸 山王御祭」「江戸 神田御祭」・・、西の筆頭から「京都 祇園御祭」「大阪 天満御祭」・・なるほど、そんなところでしょう。
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番付の下の方に行くほど文字が小さくなっていきます。
果たして「阿波」はあるのかどうか・・と探していくと、西の最下段に「阿州 九月十七日 春日之祭」とあります。
阿波は春日神社1社のみ、番付入りしています。

城下第一の祭りとして春日神社の祭りが取り上げられるのは、納得できるところです。
徳島城下の総氏神として、その祭りは殷賑を極めました。
近世末~近代頃の華やかな祭りの様子は、明治27年頃に描かれたとされる「春日神社祭礼絵巻」にうかがうことができます。
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戦後徳島の都市祭礼は、阿波踊りを除きどうも精彩を欠いています。
とくに他の都市に比べ、「練りの祭り」「山車の祭り」があまりに弱体化しすぎています。
いつか往時の華やかな祭りが戻ってくれたら、地域の活性化にもつながると思うのですが。

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祭りとスペクタクル 大四日市まつり(6)

伝統と新しいものの双方を遠慮なく取り入れ、常に「変化」の中にある大四日市まつり。
「四日市祭」の時代から「見せる祭り」としての性格はありましたが、「創られた祭り」である大四日市まつりは「伝統」の制約から解き放たれ、さらにさまざまな文化が混在し、また新しい文化が生み出される場になっています。
「都市祭礼と風流」というのは、手垢のついた研究テーマかもしれませんが、この問題を現代社会(観光と文化、文化の資源化、文化と政策、ローカルアイデンティティ・・)の文脈においてとらえるのに、大四日市まつりは格好の題材となりうると思います。

なお、四日市市立博物館発行の図録『郷愁の四日市祭』は、大四日市まつりの前身とも言える「四日市祭」の姿をビジュアルに知るには格好の資料です。
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祭りとスペクタクル 大四日市まつり(5)

定位置につくと、大入道がすっくと立ち上がります。
この状態を「大上げ」と言います。
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そして、ジャンジャンジャンというドラの音に合わせ、前後に腕を振り、首が次第に伸びていきます。
ここで観衆から思わず歓声が上がります。
何か、巨大な「見世物」を見せられている感覚になります。
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伸びきったところで、突然首がガクッと前に折れます(鎌首)。思わず、「おおー」という声が上がります。
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首がぐるぐる回りだしたかと思うと、長い舌を出し目を金目にし眉を下げ、下をにらみつけます。
小さい子どもには、ちょっとインパクトがありすぎるかも・・
これが最大の見せ場で、後は首が次第に縮んでいき、もとの姿に戻ります。
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熟練の人形師2人が4本の綱を絶妙に使いこなして頭部を操作しますが、とくに表情(目、口、舌、眉)を操る人形師は、熟達した技術を要します。
ちなみに、大入道の頸骨はこんな風になっているようです(四日市市教育委員会編『大入道山車』による)。
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大入道は、四日市では誰もが知っている文化的シンボル。
ということで、ゆるキャラの「こにゅうどうくん」も生まれましたww
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それこそ、街の至る所でその姿を見かけます。
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吉野川市阿波おどり

徳島市の阿波踊りの日程は8月12~15日の4日間ですが、県内各地の阿波踊りの日程は、それとは微妙にずれています。
中には阿南市、小松島市のように7月の祭りに合わせて行うところもありますが、たいていは新暦お盆の前後です。
徳島市の阿波踊りは昨日閉幕しましたが、吉野川市、つるぎ町貞光、那賀町は今日が最終日です(那賀町は今日1日だけですが)。

「吉野川市阿波おどり」は、JR鴨島駅前中央通りが会場。
長い商店街に沿って、これまた長い桟敷(無料)が設けられています。
徳島市の阿波踊りと同様、桟敷に順番に連が踊り込んできます。
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今日の先発は山川町の「高越連」。高越山の天狗がシンボルです。こうした地域色のある連は、見ていても楽しいものです。
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桟敷の道路の幅が狭い分、踊り手との距離が近く、よりアットホームな雰囲気が生まれます。
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打楽器系の「舞絆踊(ぶきっちょ)連」が、入口付近でスタンバイしていました。
多様なスタイルの連を次々と見ることができるのが、桟敷の楽しみでもあります。
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音楽好き、酒好き、祭り好き、釣り好き。
「徳島の祭りと民俗芸能の単独悉皆調査」という無謀な仕事を、気合いで進めています。

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